ロボマインド・プロジェクト、第113弾!
こんにちは、ロボマインドの田方です。
夢の国、ディズニーランド。
いいですよねぇ、。
ミッキーとミニー
可愛いですよね。
ミッキーマウス、生まれたのは1928年だそうです。
それじゃぁ、昔のミッキーは、どうだったんでしょうね。
こっわ~
これ、アカンやつです。
トラウマになるやつですわ。
「ディズニーランド、連れて行くわよ」って、オカンに言われたら
「ちゃんと宿題するから、それだけはやめてください」って泣きだすやつですわ。
いやぁ、このミッキー、何で、こんなに怖いんでしょう。
はい、今回のテーマは、「かわいさ」です。
僕らがつくろうとしてるのは、感情を持った心です。
嬉しいや悲しいだけじゃなくて、かわいいって感情も必要です。
人は、どんなものを見て、かわいいって感情が生まれるんでしょう。
それを、ミッキーマウスの進化から読み解っていこうと思います。
参考にしたのは、この本、スティーブン・ジェイ・グールドの「パンダの親指」です。
進化生物学者のグールドの科学エッセイって、ホント面白いんですよ。
それから、もう一つ、参考にしたのは、僕がよく見るサイトです。
世界の不思議を紹介するカラパイアです。
たしか、「ミッキーマウスの進化の歴史」って記事があったなぁって思って探したんですけど、今は、削除されてました。
この辺りは、あまりつつくと、夢の国から圧力がかかるようです。
削除されないように、気を付けて話しますね。
それでは、始めますよ。
まずは、これを見てください。
これは、ミッキーマウスの50年の変遷です。
左が一番古くて、右が最近のミッキーです。
昔に比べて、かわいくなってきてますよね。
どう変わって来たか、分かりますか。
一言で言いうと、子供っぽくなってきたわけです。
大人より、子供の方がかわいいですからね。
人間だけやのうて、パンダとか、動物の赤ちゃんみても、かわいい!ってなりますよね。
逆に言うと、僕らは、無意識で子供か、大人かを認識してるわけです。
目で見て分かるってことは、子供らしさは形にあるはずです。
それを分析していこうと思います。
まずは、大人と子供の身体の比率をみてみましょう。
ぱっとみて違うのは、足の長さです。
大人の方が長いですよね。
それから、頭の大きさです。
子供の方が大きいですよね。
身体全体として、子供の方が丸みを帯びて、ポチャッとした体形です。
大人の方が、スラっとしてますよね。
ミッキーマウスの進化でも、確認してみましょう。
最初のミッキーと、最近のミッキーでは、足の長さが全然違いますよね。
それから、身長に対する頭の割合も大きくなっていますよね。
初代ミッキーはスラっとしていて、最近のミッキーは、全体に丸みを帯びてます。
明らかに、子供化、幼児化が進んでいます。
もう少し細かいところを見てみましょう。
これは、人や動物の頭の大人と子供の比較です。
まず、子供の方が、全体に丸みを帯びてますよね。
人間の子供と大人の頭を見てください。
大人の方が、後頭部が後ろに出てますよね。
ミッキーで確認してみましょう。
昔のミッキーに比べて、最近のミッキーは、耳の位置が後ろにずれてますよね。
つまり、後頭部が小さくなってます。
最近のミッキーの子供化が進んでると言えますね。
もう少し見て行きましょう。
犬やウサギの鼻先を見てください。
マズルとか言うんですけど、大人の鼻先の方が飛び出してますよね。
それから、目も、子供の方が大きいです。
これも確認してみましょう。
ミッキーの鼻先も、だんだん短いというか、引っ込んできてますよね。
頭全体として丸みを帯びてきてます。
目の大きさも全然違います。
初代ミッキーに比べて、3倍ぐらい大きくなってます。
あきらかに、ミッキーは子供化が進んでますよね。
おそらく、ミッキーを描いてるイラストレーターは、意識的に、子供っぽくしようとしたんじゃないと思います。
より、かわいくしようと描き変えてるうちに、自然と、子供っぽさが強調されたんやと思います。
ノーベル賞も取った動物行動学者コンラート・ローレンツはこう言ってます。
「幼さを示す形態的な特徴が、大人の愛情と子育ての引き金になる」と。
つまり、見た目の子供っぽさが、愛情を引き出させるわけです。
子供っぽさの特徴は、人間だけでなく、動物全般に見られます。
おそらく、脳の中には、本能的に子供を識別する機能があるんやと思います。
ほんで、子供と認識したら、愛情ホルモン的なものが分泌されて、かわいい!ってなるんやと思います。
「かわいい」も感情、心理パターンの一種です。
行動の原動力となります。
たぶん、見た人の顔は笑顔となって、触りたい、なでなでしたい、抱っこしたいって行動を呼び起こすんだと思います。
見た目の形状から、子供っぽさ度を計算して、かわいいって行動を出力するわけです。
身長に対する頭の比率とか、頭の大きさの内、後頭部の割合とかを計算するわけです。
そんなプログラム、作れそうですよね。
これがかわいいのプログラムです。
さて、ミッキーの次は、日本の「かわいい」の代表、キティちゃんを分析してみようと思います。
僕が子供の時は、キティちゃんグッズを愛用するのは小学生だけでした。
それが、今では、大人でも、キティちゃんを普通に身に着けるようになりましたよね。
きっかけは、キョンキョンだそうです。
キョンキョンが、歌のトップテンに出たとき、キティちゃんのバッグを持ってて、それがキティちゃんブームのきっかけになったそうです。
その後、キティちゃんが大ブームになって、アニメにもなりました。
キティちゃんは口がないから、どうやってしゃべらすかが問題やったそうです。
当時、僕はサラリーマンで、会社で、そんなことを話してたら、「あれ、キティちゃんって、口、無かった?」って誰かが言ったんです。
その時、
「えっ、何でそんなこと知らんの?」って、思ったのを、よく覚えてます。
なんでかっていうと、昔から、僕は分析好きで、キティちゃんが流行ると、なぜ、キティちゃんがかわいいのかって分析してたんです。
ほんで、一番の理由は、口がないことやってわかtったから、僕に取ったら、キティちゃんに口がないのは当たり前やったんです。
だれかが「キティちゃんって、口、無かった?」って言ったとき、
「あっ、そうか。普通の人は、そんな分析しないんや」って、思ったのを覚えてます。
たぶん、その分析好きの延長が、今の、ロボマインド・プロジェクトになってるんやと思います。
それでは、なぜ、キティちゃんに口がないのかについて説明します。
多くのかわいいキャラクターって、にっこり笑ってますよね。
怒り顔のかわいいキャラクターって、あまりないですよね。
笑顔は、人を笑顔にさせます。
笑顔をつくることで、相手の笑顔を引き出すわけです。
でも、これって、かわいさを演じてるともいえますよね。
それって、本当にかわいいですか?
子供は、大人に気に入られようと思ってかわい子ぶってるわけじゃないです。
動物の赤ちゃんのかわいいしぐさは、かわいがられようと思ってやってるんじゃないです。
そんなことするの、大人の女だけです。
あざとい女だけです。
子供は、笑顔で媚を売ったりしません。
かわいさに表情は不要なんです。
表情がない分、純真無垢さが際立つんです。
キティちゃんだけじゃないです。
世界中で人気のミッフィーも同じです。
ミッフィーの口元は、バッテンです。
表情を見せません。
だから、かわいいんです。
キティちゃんや、ミッフィーをかわいいって思うのは、無意識でそういうところを読み取ってるんだと思います。
そのまんまでかわいい純粋無垢な子供の可愛さです。
計算高い大人の女のかわいさと、無意識で区別してるんですよね。
そんなとこまで読み取れるようになれば、かなり、人間の心に近づきますよねぇ。
ロボマインド・プロジェクトは、そんな心を創ろうとしています。
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それでは、次回もお楽しみに!