ロボマインド・プロジェクト、第177弾!
こんにちは、ロボマインドの田方です。
今日は、久しぶりに本を紹介します。
この本
『これからやってくる素晴らしい世界の話』
ヒロカズマ
です。
じつは、ヒロさんとは個人的な知り合いです。
ヒロさんのラジオにも何度か出させてもらいました。
だから、今回、本を紹介するってことじゃないですよ。
じつはね、この本には、僕が探してる答えのヒントが書かれてるんですよ。
僕が探してるもの。
それは、本物の世界はどこにあるのかってことです。
今、見えてる世界、これは、本物じゃないんですよ。
まぁ、たいていの人は、まだ、その事に、気づいてないですけどね。
でもね、よく見ると、この世界は、つぎはぎだらけの作られた世界なんですよ。
その証拠を見つけたら、ほら、ここに世界のつなぎ目があるぞってYouTubeで語ってます。
例えば、前回、第176回「見るとは、こういうことだったのか!」では、テレビの下の四角い空間に、異次元への扉が開いてるのを見つけたって話をしました。
気になる人は、ぜひ、前回の動画を見てください。
でね、この本に書かれてあるのは、つなぎ目とかって、レベルの話じゃないんですよ。
本物の世界と、こっちの世界を行き来する民族の話が書かれてあるんです。
それは、アマゾンに暮らすアチュアル族です。
いやぁ、あっちの世界と繋がってる民族がいたとは驚きました。
その前に、そもそも、この本には、何が書いてあるかからお話しますね。
それでは、始めましょう!
ヒロさんは、これからの世界がどうなるかとか、本当の人間らしい生き方とはどういうことかってことをずっと考えてるんです。
ほんで、それを求めて、世界中を旅してるんです。
そして、ようやく、人類が、次に進むべき世界が見えてきたそうなんです。
それを、今回、本にまとめたってことです。
旅のスタートは、アマゾンの奥地に住むアチュアル族です。
なんと、この民族、お金って概念を持ってないんですよ。
お金ってものがないと、どんな社会になると思います?
お金の一番重要な機能って、交換したり、貯めたりできるってことですよね。
お金がないと、それができないんですよ。
獲物を獲ってきても、お金に換えて、貯金できないんですよ。
そしたら、どうなると思います?
そしたらね、みんなでシェアするんです。
自分が獲ってきたから自分の物だって独り占めしても腐ってしまいますからね。
獲ってきたものはシェアするのが当たり前になるんですよ。
これって、ある種、理想の社会ですよね。
ただ、これが成り立つのは、ジャングルがあるからなんです。
彼らにとって、ジャングルは、必要な時、いくらでも食料が手に入る場所なんです。
このことを指して、ヒロさんは、「無料のスーパーマーケット」って呼んでます。
そんな環境だから、理想の社会ができるわけです。
でも、お金って概念を手に入れた現代社会じゃ、そんなこと、とても無理ですよね。
はたして、本当にそうでしょうか?
ヒロさんは、そのことを真剣に考えたんですよ。
現代人は、アチュアル族みたいな理想の暮らしはできないのかって。
どこかに、理想の社会のヒントがあるんじゃないかって世界中を探し続けたんです。
たとえば、北極だと、カナダとグリーンランドの両方のイヌイットを訪ねるんですよ。
そしたら、同じイヌイットでも、全然、生き方や考え方が違ってたりするんです。
それから、ヒマラヤも、ネパールのカトマンズと、ブータンの両方から行くんです。
実際行ってみると、世間で言われてるのとは全然違う光景を目にするんです。
そこから、人間らしく幸せに生きるには、何が必要かって、だんだん分かってきたそうです。
その一つは、安心、安定を保障された社会制度です。
一言で言えば、無料のスーパーマーケットです。
でも、どうやって実現したらいいでしょう?
その答えの一つが、ベーシックインカムです。
ベーシックインカムってのは、国民全員に、たとえば毎月、20万円ずつ配るって制度です。
最低限、生きていける金額を配るわけです。
重要なのは、国民全員に等しく配るってとこです。
赤ちゃんにも20万円、おじいちゃんにも20万円。
大金持ちにも20万円、貧乏な失業者にも20万円って感じです。
それで好きなことだけして暮らしてもいいし、働いてもっと稼いでもいいわけです。
絵をかいたり、歌をうたったり、または、誰かを助けたり。
いろんな生き方が許される社会です。
たしかに、これは理想な社会ですよね。
でも、そんな財源、どこにあるんでしょう?
全員、働かなくなったら、社会が成り立たないですよね。
そこに登場するのがAI、人工知能なんです。
人間に代わってAIが働くことで社会が成り立つわけです。
この箇所、僕のこともちょっと登場するんですけどね。
この本は、そんな内容です。
さて、こっからが本題です。
僕が注目したのは、スタート地点のアチュアル族の話です。
現代社会とは、全く違う生活をしてる民族です。
そういう人たちは、僕らが見てる世界と、全然違う世界を見てるんですよ。
ここで言う世界ってのは、ジャングルとか、環境の話じゃないです。
もっと根本的なことです。
なんというか、頭の中の世界のことです。
たとえば、第139回、140回でアマゾンに住むピダハン族の話をしました。
ピダハン族って、過去とか未来って時間の概念を持たないんですよ。
過去とか未来とかって概念をもってなかったら、どうなると思います。
後悔したり、将来が不安になったりしないってことですよ。
それって、幸せじゃないですか?
僕らの社会は、たまたま、過去や未来を重要視するように発展してきましたけど、その機能を使わないって選択肢もあったってことです。
僕らの意識が、今、こうして見て、感じてる世界のことを、僕は、主観世界と呼んでます。
自分の主観、意識が見て感じてる世界です。
この主観世界はどうやって出来てるかってことを、僕はずっと考えてます。
目の前に机があるって意識が感じれるのは、「物体」って感覚を持ってるからです。
物体ってのは、手で触れて、形がある物のことです。
机って物体は、大きさがどのくらいで、どんな硬さで、どうやって使うかって情報が、頭の中にあるわけです。
目から入ってくるデータは、映像だけです。
その映像に、頭の中にある「机」って概念を当てはめて、それを認識してるわけです。
だから、机を見た瞬間、触った時の硬さや、使い方まで分かるわけです。
これが見るってことです。
そして、見ているのは意識です。
意識に見せる世界を作ってるのは無意識です。
つまり、起きてる間、無意識がひっきりなしに世界を作って、それを意識に見せてるんです。
これは、朝、目が覚めた時から始まります。
目が覚めた時、最初、ぼぉ~としてますよね。
その間、無意識が必死に働いてるんですよ。
目に映るもの、全てを解釈して意識に見せる世界を作るんです。
壁、床、ベッド、天井って作り上げるんです。
作るのは、それだけじゃないですよ。
時間も作ります。
昨日まで何をして、今日は、何曜日で、会社に言ったら、何をしないといけないとか。
そんな時間の流れも作るんです。
時間ってのが感じれるのは、無意識が作り出してるからなんですよ。
そうやって、目が覚めて、昨日の続きが始まるんです。
「あぁ、会社に行ったら、すぐに、お客さんにメールを送らないといけないなぁ」とか考えるわけです。
人生って、そういうものですよね。
でも、よく考えてくださいよ。
僕ら、意識が見てるのは、無意識が作り出した世界です。
無意識が、目や耳からの情報を基に、脳の中にあるデータを当てはめて作り出した世界です。
極端に言えば、目に見える現実に、無理やり当てはめて世界を作ってるわけです。
意識は、そうやって無理やり作られた世界しか認識できないんです。
でもですよ。
目や耳からの情報で作られた世界が、本当の世界だって、どうして言えます?
もしかしたら、目や耳からの情報の向こうに、真実の世界があるかもしれないじゃないですか?
目で見える世界しか、世界は存在しないって断言できますか?
できないですよね。
でも、目や耳からの情報がなければ、世界を感じれないです。
これ、本当でしょうか?
じつは、一つだけ、方法があります。
というか、これは、誰でも経験してます。
それは、夢です。
夢って、眠りが浅い時に見ます。
深い眠りだと、意識も寝てるので、夢も見ません。
明け方とか、起きる直前とか、意識が活動し始めた時に夢を見ます。
ただ、目や耳からの情報を基に世界を作る無意識は、まだ、眠っています。
つまり、現実世界からの入力がない状態です。
そのとき、現実世界の牢獄から解放されて、意識は、自由に世界を見ることができるんです。
真実の世界を見るわけです。
それが、夢です。
ここにきて、ようやくアチュアル族が出てきます。
アチュアル族は、面白い習慣があるんです。
それは何かというと、毎朝、起きたら、全員が集まって、今朝見た夢を語るんです。
その夢の内容で、今日の行動を決めるんです。
狩りに行くとか、行かないとかです。
僕らは、起きてる間は、現実世界にとらわれて生きてるわけです。
でも、寝てる間は、現実世界から解放された世界を生きてます。
人生の三分の一は、別の世界を生きてるんですよ。
それを、全く無視して、なかったことにしてるのが我々、現代人です。
でも、見方を変えたら、二つの世界を交互に生きてるって言えるんじゃないですか?
もしかしたら、寝てるときに見てる世界の方が、真実かもしれないでしょ。
でも、現代人は、誰も、そんなこと思わないわけですよ。
たぶん、アチュアル族は、その事に気づいてたんだと思うんですよ。
だから、毎朝、真実の世界がどうなってるか、確認するんです。
寝てる間にあっちの世界に行って、その情報を持ち寄って、みんなで共有するんです。
これ、現代人でもやろうと思えばできますよね。
もしかしたら、寝てる間に真実の世界に行った自分が、何か、大事なことを伝えようとしてるのかもしれません。
それが夢です。
もう一人の自分が伝えようとしてることに、耳を傾けてみてはいかがでしょう。
もしかしたら、そこに、人生を豊かにするヒントが隠れてるかもしれません。
はい、今回の動画が面白いと思った方は、チャンネル登録、高評価お願いしますね。
それから、このチャンネルが本になりました。
説明欄にリンクをはってますので、よかったら読んでください。
それから、この本、
ヒロカズマサ
『これからやってくる素晴らしい世界の話』
この本のリンクも貼っておきます。
気になる方は、ぜひ、読んでください。
それじゃぁ、次回も、お楽しみに!
第177回 もう一つの世界を行き来するアチュアル族
