ロボマインド・プロジェクト、第247弾!
こんにちは、ロボマインドの田方です。
前回、日本で唯一、死後蘇生がカルテに記録されてる木内鶴彦さんの臨死体験の話を取り上げました。
一瞬、心臓が止まったって話は聞いたことありますけど、木内さんの場合、なんと、30分も心臓が止まってたそうです。
木内さんが言うには、心臓が止まってから、臨死体験の第二段階が始まったそうです。
それが、体外離脱です。
心臓が止まった瞬間も、ちゃんと覚えてるそうです。
自分はまだ生きてるって、目の前のお父さんに知らせようと思ったら、次の瞬間、目の前に自分の顔が、はっきり見えたそうです。
なんと、自分の顔を覗き込んでる、お父さんの体に入り込んでしまったんです。
お父さんの視点から、自分を見てたんです。
さて、前回から、この現象を、理論的に解明しようとしてます。
というか、これが成り立つとしたら、どういう理論が考えられるかを探っています。
そこで、提案したのが、高次元の世界です。
高次元の世界と、この三次元世界を繋ぐのが脳です。
何で繋がってるかというと仮想世界です。
人は、目で見た世界を頭のなかに仮想世界として構築します。
意識は、仮想世界を介して現実世界を認識します。
これを、意識の仮想世界仮説と言います。
詳しくは、この本に書いてますので、良かったら読んでください。
木内さんの場合、お父さんの脳の中の仮想世界を見たわけです。
どうやって、他人の脳と繋がるのか。
それがあり得るとしたら、量子通信じゃないかと提案したわけです。
一対のペアとなった量子は、互いに反対方向に回転しています。
量子は、一方の回転方向が決まれば、もう一方の回転方向が決まります。
この現象の興味深いのは、これは、どれだけ離れても成り立つんです。
つまり、この性質を使えば、離れたところに情報を伝えることができるんです。
これを量子テレポーテーションとか量子通信と言います。
脳は、量子通信を使って、高次元と繋がってるんじゃないかってことです。
おそらく、高次元に、すべての人間の脳と繋がるクラウドコンピュータのような物があって、そこを介してお父さんと繋がったってことです。
さて、木内さんは、自分が生きてることを、目の前のお父さんに知らせようとしたら、お父さんの中に入ってしまいました。
その後、この場にいない、お兄さんにも知らせようとしたら、次の瞬間、車を運転してるお兄さんの中に入ってたそうです。
体外離脱した木内さんは、自分がどこにでも行けるってことに気付きました。
どこにでも行けるなら、過去にも行けるんじゃないかって思ったんです。
そしたら、ちゃんと、過去にも行けたんです。
もし、本当にそんなことができたんだとしたら、どんな理論が考えられるでしょう。
これが、今回のテーマです。
臨死体験、第二段階②。時間のない世界。
それでは、始めましょう!
木内さんは、6歳のとき、不思議な体験をしたそうです。
河原に遊びに行くために、お姉ちゃんと急な斜面を降りていた時のことです。
そこは、大きな石がゴロゴロある危険な場所だったそうです。
お姉ちゃんの後ろを歩いてると、上から、誰かが「危ない!」って叫ぶ声が聞こえたそうです。
そこで、パッと上を見ると、大きな石が、今まさに、転がり落ちてくるところでした。
このままだと、お姉ちゃんに直撃すると思って、お姉ちゃんの背中を思いっきり突き飛ばしました。
その直後、二人の後ろを大きな石が転げ落ちて、二人とも、ギリギリで助かりました。
不思議というのは、そこには、自分ら以外に誰もいなくて、「危ない!」って教えてくれた人が見当たらなかったことです。
体外離脱して、どこでも行けると思った木内さんは、過去にも行けるなら、あの時、誰が助けてくれたのか確認しようと思ったそうです。
そう思った瞬間、既に、その場にいたそうです。
見下ろすと、6歳の自分とお姉ちゃんが歩いてるのが見えました。
まさにその時、お姉ちゃんの上に大きな石が転げ落ちようとしてます。
思わず「危ない!」と叫んでいました。
そしたら、後ろを歩く自分が見上げて、大きな石に気付いて、お姉ちゃんを突き飛ばしたんです。
そうなんです。
あの時、「危ない!」って叫んだ声の主は、なんと、未来の自分だったんです。
これって、どういう事でしょう?
こんなこと、あり得るんでしょうか?
それでは、このことについて考えて行きます。
高次元には、全人類の脳につながったクラウドコンピュータがあるとします。
生きてる間は、意識は、自分の脳の中にいますけど、肉体が死ぬと、自分の体との結びつきが弱くなります。
すると、意識は高次元のクラウドコンピュータとのつながりが強くなって、誰とでも繋がれるようになるわけです。
だから、心臓が止まった木内さんは、想像するだけで、お父さんやお兄さんの脳のなかに入れたわけです。
木内さんが見たのは、お父さんやお兄さんが作り出した仮想世界です。
だから、お父さんの視点、お兄さんの視点で現実世界を見たわけです。
ここで注意したいのは、見たのは仮想世界だけだってことです。
どういうことかって言うと、お父さんやお兄さんの脳に入り込んだと言っても、お父さんやお兄さんの意識に入ったわけじゃないってことです。
もし、お父さんの意識に入ったとしたら、その時のお父さんの感情とかも感じてるはずですよね。
息子が死んで悲しいとかって感じるはずですけど、それは感じてなかったんです。
木内さんは、ただ、お父さんの視点で世界を見ただけです。
さて、ここから、何が読み取れるでしょう?
それは、意識と仮想世界とは、別のプログラムだってことです。
どうも、クラウドを介してネットワークとして繋がってるのは、仮想世界だけのようです。
意識は、そのネットワークを辿るボットみたいなものです。
ボットっていうのは、インターネットのリンクを自動で辿って情報を収集するプログラムのことです。
肉体が死ぬと、意識は、ネットワークを辿って高次元に行ったり、他人の仮想世界に入ったりするわけです。
他人の意識に入るわけじゃないようです。
それじゃぁ、この意識、最初、どっからやってきたんでしょう?
僕が考えたのは、高次元にあるプログラムを、三次元世界にダウンロードするってイメージです。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるとき、意識がダウンロードされるんです。
このイメージ、シミュレーション仮説にちょっと近いです。
シミュレーション仮説って言うのは、この世界は、高度に文明が発達した宇宙人のシミュレーションだって仮説です。
つまり、この世界は超リアルな3Dのシミュレーションゲームで、僕らは、ゲームのキャラクターだって話です。
とんでもない仮説って思いますけど、最近では、イーロン・マスクもこの説に賛同してて、無視できる話でもないんですよ。
ただ、僕がイメージしてるのはちょっと違います。
ゲームには、プラットフォームってありますよね。
Nintendo Swichとか、プレステとか、Xboxとか。
同じゲームでも、それ専用のプラットフォームで開発しないと動きません。
それで、この三次元世界っていうのが、ゲームのプラットフォームになるわけです。
シミュレーション仮説では、宇宙人は、プラットフォームも含めて作ってます。
僕の考えはちょっと違ってて、プラットフォームは先に存在してるんです。
三次元世界が存在してて、そこに、高次元から接続するって感じです。
それから、プラットフォームは、三次元世界って空間だけじゃなくて、動物や人間も含みます。
ただ、人間だけ、特別なんですよ。
何が特別かというと、脳です。
これは、動物の脳の進化の系統図です。
青いのが大脳です。
これ見たら分かりますけど、人間は大脳が異常に発達してますよね。
特に、前頭葉です。
意識は、前頭前野にあると言われています。
おそらく、仮想世界も前頭葉で処理されるんじゃないかと思います。
進化の過程で、仮想世界を使って現実世界を認識する仕組みができたんですよ。
仮想世界は情報です。
意識は、現実世界を直接認識するんじゃなくて、仮想世界という情報を認識するんです。
現実世界は三次元です。
でも、情報は三次元に限りません。
情報を処理するのはプログラムです。
プログラムは、作り方によって、高次元も処理できます。
だから、量子通信を使って高次元ともつながれるんです。
脳が進化して、人間の意識は、高次元と繋がれるようになったんです。
脳がそこまで進化して、高次元から意識がダウンロードできるようになりました。
ダウンロードしたのは、高次元にいる宇宙人かもしれません。
もしかしたら、神かもしれません。
この話は、ここではちょっと置いときます。
さて、次は時間について、考えてみます。
時間って、ちょっと特殊なんですよ。
この世界は三次元です。
上下とか、左右とか、前後とかってあります。
三次元空間は自由に行き来できますよね。
でも、時間はそうじゃありません。
時間は一方に流れるだけです。
僕らは、時間の流れに乗るしかできません。
たぶん、これが三次元世界の制限なんです。
三次元世界に生きている限り、受け入れないといけない制約です。
でも、もしかしたら、高次元は、この制約がないのかもしれません。
少なくとも量子通信は、時間の制約がなかったですよね。
瞬間に情報を伝達できました。
三次元世界の物理現象じゃないってことです。
体外離脱した木内さんも、思った瞬間に移動できました。
ただ、移動したのは、実際の三次元空間でなくて、誰かの仮想世界です。
お父さんの頭の中だったり、お兄さんの頭の中だったりです。
高次元と繋がると、三次元の距離といったものが無くなるようです。
思った瞬間に、どこでも移動できるようです。
移動できるのは、人間の脳が作り上げた仮想世界のネットワークの中です。
ということは、そのネットワークに過去の記憶も含まれてたら、過去にも移動できることになりますよね。
たぶん、木内さんが移動したのは、仮想世界の中の自分の記憶です。
「危ない!」と叫んだのは、仮想世界の中の自分に対してなんです。
おそらく、6歳の木内さんは、耳で、その声を聞いたわけじゃないんです。
心の中で聞いたんだと思います。
自分自身の幻覚を見ることをドッペルゲンガーって言います。
木内さんの場合、自分の姿を見たわけじゃないですけど、自分の声を聞いたわけです。
ドッペルゲンガーで一番有名なのは、たぶん、ゲーテの話だと思います。
ドイツの文豪、ゲーテです。
恋人と別れて、もう二度と会うことはないと思って馬に乗って町を出ようとしてたとき、向こうから馬に乗った自分の姿を見たそうです。
見たこともない服装をしてたそうです。
それから8年後、分かれたその恋人に再び会うために、その道を戻ってくるとき、8年前の出来事を思い出したそうです。
その時、着てた服装が、まさに、8年前に自分が見た服装だったそうです。
つまり、8年前に見たのは、未来の自分だったわけです。
この有名な出来事、ゲーテの日記を読んでみると、こう書いてあります。
「私自身に向かって同じ道を馬に乗ってやってくる私の姿を、肉眼でなく、心の目で見た」って。
見たのは、肉眼でなくて、心の目で見たんです。
つまり、ゲーテが見たのは、仮想世界の自分です。
仮想世界の中で、未来の自分を見たんでしょう。
木内さんが聞いた声も同じです。
実際に聞いたのは木内さんだけで、お姉ちゃんには聞こえてなかったそうです。
つまり、耳から聞こえたんじゃなくて、仮想世界の心の声を聞いたんです。
未来の木内さんが、量子通信ネットワークを介して、過去の自分に叫んだんです。
さて、本当にこんなこと、あり得るんでしょうか?
ゲーテの場合はともかく、木内さんの場合は、未来の自分が過去の自分に明らかに干渉してますよね。
時間のパラドックスみたいなことは起こらないんでしょうか?
この仮説、もう少し検証が必要なようです。
次回、もう少し突っ込んで考えて行きたいと思います。
はい、今回の動画が面白かったらチャンネル登録、高評価お願いしますね。
それじゃぁ、次回も、おっ楽しみに!