第595回 テックライト最強の政治思想


ロボマインド・プロジェクト、第595弾!
こんにちは、ロボマインドの田方です。

テクノロジーを活用して社会や政治の変革を目指す「テックライト」が最近注目を集めています。
たとえば、イーロン・マスクはトランプ政権から離脱して新たな党を立ち上げるそうです。
イーロン・マスクといえば、テスラの電気自動車で脱酸素化を目指しています。
スペースXは、火星移住を目指して、これは地球文明のバックアップのためだそうです。
そのほか、日本だと、この間の参院選では、AIエンジニアの安野たかひろがチームみらい党首として当選しましたし、台湾のIT担当大臣のオードリー・タンもテックライトです。

テクノロジーで社会が変わるというのは間違いありません。
というより、社会を変えるのはテクノロジーしかないと僕は思っています。
そもそも、政治は社会問題を本当に解決しているんでしょうか?

どうも、みんな政治を高く評価して、テクノロジー評価しなさすぎだと思うんですよ。
今回は、民主主義ってそんなに大事なのって、大胆な視点からテクノロジーを見ていこうと思います。
これが、今回のテーマです。
テックライト
最強の政治思想
それでは、始めましょう!

今までいろんな政治思想がありました。
20世紀は資本主義と共産主義が対立する時代でした。
ソ連が崩壊して資本主義が勝利したといいたいですけど、21世紀の今、二大経済大国は資本主義のアメリカと共産主義の中国です。
どっちが正しいのか、未だに決着がついていません。

時代をさかのぼると、絶対君主政が普通でした。
つまり絶対的な権力を持つ王様がトップです。
しかも、王様を継ぐのは王子だけです。

さすがに近代になると絶対君主制はなくなって、ほとんどの国が民主主義となりました。
ここから、民主主義が正しい政治だと言えそうです。
ところが、今でも絶対君主制の国があります。
たとえばカタールです。


しかも、カタールの一人当たりGDPは日本の倍以上です。

でも、いくらGDPが高くても、絶対君主制じゃ、国民は幸せじゃないですよね。
ところが、幸福度は日本が51位なのに対し、カタールは28位です。

なぜ、こんなことになるかというと、カタールは石油や天然ガスなどの天然資源が豊富だからです。
つまり、国民が幸せかどうかは、政治体制なんか関係ないんです。
身も蓋もないですけど、重要なのは、お金があるかないかです。

じゃぁ、資源がない国が、国民全員が幸せなるにはどうすればいいんでしょう?
それは、お金持ちから貧乏人にお金を移すことです。
富の再分配です。
その方法の一つが税です。
その仕組みがないと、お金持ちはどんどんお金持ちになって、貧乏人はどんどん貧乏になります。
それを一番強く主張したのがマルクスです。
だから、共産主義や社会主義では、工場や農場は国家が所有して、富は国家を通じて社会全体に再分配されます。

でも、国全体が豊かになる方法は富の再分配だけじゃないんですよ。
マルクスを含めて多くの人が見落としているというか、過小評価しているものがあります。
それは、技術の進歩で豊かになることです。

幸せになるとか、豊かな暮らしをするための手段がお金です。
豊かな暮らしって、必死で働かなくても、余裕を持った暮らしができるとかでしょ。
昔だったら、王様は召使を雇って、身の回りの世話をしていたわけです。

でも、庶民はそんなことできません。
全部、自分らでやってたので、昔の主婦は大変でした。
洗濯して、掃除して、それが終わったら買い物に行って料理を作ってってしてたら一日が終わってしまいます。

それが今は、どうでしょう?
洗濯は、洗濯機に放り込んで、ボタンを押すだけでしょ。
洗濯板でこすって洗ってる人なんかいないでしょ。
そういえば、僕が子供の頃は、おばあちゃんの家に、まだ、洗濯板がありました。

あっ、もちろん、洗濯機もありましたよ。
でも、脱水はローラー式でした.

いまは乾燥まで全自動でしてくれますから、干す手間もいりません。
そういえば、かつお節も、おばあちゃんはかつお節削り器で削っていましたねぇ。

掃除は、いまはロボット掃除機がしてくれます。

最近のロボット掃除機は、拭き掃除までしてくれるそうです。
これだけ豊かになっているのに、なぜか、みんなこれを豊かだと思わないんですよ。

税金がちょっと上がったら、鬼のように怒るでしょ。
でも、生活が豊かになっていくことは当たり前だと思っているんですよ。

自分で働いた給料で買ってるんだから、当然でしょって思っているみたいです。
まぁ、そりゃ、そうですけど、でも、数万円で昔の王様のような生活ができてるんですよ。
自分で稼いで買ったのは間違いないですけど、それ以上に、その程度の金額で、それだけ豊かな生活ができるのは、それだけの技術革新があったからです。
本当に正しい政策とは何か、それについてちゃんと考えるべきなんです。
というか、それ以前に、絶対間違いがない、100%正しいと言えることってあるんでしょうか。

たとえば、正しい道筋がわかっていたら、みんな、その道を進みますよね。
あの山に登るには、この道を行けば到達しますよって分かっていれば、みんな、その道を進みます。
あえて、そのほかの道を行くって人はほとんどいません。
つまり、全員がその道を行って、全員が目的地に辿り着くなら、その道が正しいと言えますよね。

でも、正しい道が定まってない場合、どうでしょう?
「僕はあっちの道を行く」、「私ははこっちの道を行く」って、いろんな道を模索しますよね。
逆に言えば、いろんな道を模索しているってことは、正しい道が、まだ、決まっていないってことです。
それが政治です。

資本主義が正しいのか、共産主義が正しいのか、一位と二位がアメリカと中国という現実から、どっちが正しいのかまだわかりません。

民主主義が正しいのか、絶対君主制が正しいのかも、日本よりカタールの方が幸せだというのを見てもわかりません。

でも、さすがに選挙は絶対必要だというかもしれないですけど、中国では数千年の歴史で一度も選挙が行われていません。
とうぜん、カタールにも選挙はありません。
これだけみても、民主主義が人々を幸せにする方法とは言えません。

そんなこと言っても、こうすれば、みんなが絶対に幸せになる方法なんてないですよね。
確かに絶対はないですけど、ほぼそれに近いものならあります。
それが、技術の進歩です。
つまり、技術の進歩が人々を幸せになるということに反対する人は、ほとんどいません。
もちろん、一部に反対する意見もあります。
たとえば、脱成長主義という考えがあります。

脱成長主義というのは、電力の大量消費や、GDPを追い求めることを否定して、持続可能な成長を目指すことです。
そして、脱成長主義者達は、持続可能なコミュニティを作ったりしています。

そんな村では、農業を基本として、電力はソーラーパネルといった再生エネルギーで賄って、スマホを禁じます。
そして、ソーラーパネルが壊れても自分たちで修理します。
そうやって、成長社会に依存せずに生きています。

でも、ソーラーパネルは修理できても、半導体でできているソーラーパネル自体は自分らで作ることはできません。
スマホは禁じているそうですけど、ガラケーならOKだそうです。
それって、成長社会に依存してるんじゃないでしょうか。

時代は5Gで、これから6Gとか言われているのに、いつまでもガラケーで3Gを使っている人がいると、携帯会社は古い電波帯を止められません。
これって、成長社会に依存というより、むしろ迷惑をかけています。
それほど、技術のない昔の生活に戻るのは難しいということです。
昔と言っても、たった10年やそこら前です。
それすらできないって、どれほど科学技術に依存しているかってことです。

でも、中には、徹底して成長社会から孤立して生活している人もいます。
たとえば、修験道の中には、山菜や米で自給して、電気も使わず、世間から完全に孤立して修行している人もいます。
ただ、そこまで徹底している人は、今ではほとんどいないそうです。
それほど、科学技術を使わずに生きることは難しいってことです。
逆に言うと、技術革新を追い求めることは、豊かで幸せに生きるために間違いなく正しいといえます。

じゃぁ、技術革新を最優先に社会政策を設計するのが、誰もが豊かになる最も正しい方法といえそうです。
でも、実際はそうはなっていないですよね。

たとえば、Uberってありますよね。
スマホを使ったライドシェアサービスです。
誰でも、隙間時間にタクシーのアルバイトができるわけです。
よくできたシステムで、使う側も、安全で安くタクシーが利用できるので、今や、世界中に普及しています。
無いのは日本だけです。

なぜ、日本にはUberがないかというと、規制があるからです。
なぜ、Uberを規制するかというと、そんなものが来たらタクシー業界がつぶれるからです。
自民党にはタクシー議連というのがあって、タクシー議連がUberが日本に入れない法律を作ってタクシー業界を守っているわけです。
結果として、国民や安くて安心なサービスを享受できないわけです。

これはほんの一例ですけど、既存団体を保護して、新しい技術が入らないようにする構造が日本の失われた30年を作り出しています。
なぜ、既存団体を守るかというと、それが大きな票田になっているからです。
一部の業界団体を守ることで、社会全体がどんどん不幸になっている構造です。
民主主義や選挙が正解とは言えないって、これを見ればわかりますよね。

実は、ここに、民主主義にも共産主義にも共通する、政治の本質的な問題があるんです。
それは、一言で言えば政治腐敗です。

だれもが、自分が得をしたい、強くなりたいと思いますよね。
強いところに人もお金も集まって、ますます、強くなります。
だから一党独裁の中国共産党は最強なんです。

それを避けるために、民主主義国家は、与党と野党が対立しています。
または、三権分立とか、チェック・アンド・バランスを働かせます。
これは何をしようとしているかというと、互いにけん制して、権力が集中することを妨げているわけです。

さて、今までの議論から、唯一正しい政策は、技術の進歩を進めることでしたよね。
でも、今の政治は、科学技術の発展は二の次です。
かつて科学技術庁というのはありましたけど、今は消えて文科省に統合されました。
でも、科学技術を進歩させれば生活が豊かになるのは100%間違いありません。

今なら、AIで急速に社会が変わるのは間違いありません。
たとえばコールセンターとか接客とか、今までの技術じゃ不可能だった多くの仕事がAIにとって代わることは間違いありません。
音楽とか映像も、AIは人間を超えてきています。
そして、AI時代には、今までに比べ物にならないぐらいの電力が必要になります。

AIにはデータセンターが必要ですけど、今、注目されているのはマイクロ原子炉です。
今、アメリカでは小さな原発を持ったデータセンター次々に建設されていて、2026年にも稼働します。
環境保護団体がいくら反原発を叫んでも、便利な技術の前には誰も抗えません。
そのことはさっき話した通りです。

さらに、今、核融合発電が現実味を帯びてきました。
放射能の心配がなく、無限にエネルギーを供給できる夢のクリーンエネルギーです。
実用化は2030年代といわれています。
さらに、今や、ロボットはここまで人間に近づいています。
https://www.facebook.com/watch/?v=1856463621598624

こうなったら、人間の仕事はほとんどなくなるでしょ。
エネルギーはクリーンで無限に生まれます。
労働も、事務仕事も、肉体労働も、AIロボットがやってくれます。
人間が働かなくても社会が維持できる世界がもうすぐ完成するんです。

人間には、ベーシックインカムとして生きる上で必要なお金が全員に支給されます。
もちろん、働きたい人は今まで通り働いてもかまいません。
そんな社会をいち早く実現するには、技術進歩を最優先する政策を取ればいいんです。

でも、そこには大きな問題があります。
それは権力の集中です。
大きな権力を持つと、そこに人とお金が集まってきて、その人に有利な政策を勧めてしまいます。
こうなると、一部のAI企業、またはロボット企業だけ儲かる仕組みができてしまいます。
技術の進歩には競争が必要です。
それがなくなると社会が停滞するのは今の日本が証明しています。

じゃぁ、そもそも、なんで、そうなるかから考えてみます。
それは、権力を手に入れると、自分や仲間にお金が集まるような仕組みをつくってしまうからですよね。
なぜ、そう思うかというと、人間には欲望があるからです。
生物であるかぎり、生きたい、強くなりたいって本能があるから仕方ありません。

ということはですよ。
そんな風に思わない人にその役目をさせたらいいんです。
そこで、AIを使うんですよ。
AIは生きたとか、強くなりたいなんて本能を持っていません。
指示された目的を忠実に達成するだけです。
いくらお金を積まれても、特定の会社が有利になる法案を通すなんてことはしません。
だって、そんなことすれば競争が無くなって、目的とする技術の進化が遅れるからです。
自分の利益のために、目的を変更するなんてことは絶対にしません。

さて、これで本当に、誰もが幸せになれるのでしょうか?
最後に、このことについて考えてみます。
まず、幸せの定義をマズローの欲求の五段階で考えます。

ベーシックインカムが実現された社会では、農作物から工業製品まで、AIロボットが作って無料で供給されます。
その他、家事や介護など、必要なサービスもAIロボットによって無料で受けられます。
つまり、働かなくても食と住む場所は完全に保障されるので、生理的欲求、安全欲求は完全に満たされます。

次の社会的欲求は所属と愛の欲求とも言われて、誰かとつながりたいという欲求です。
これは、たとえ家に引きこもっていても、今なら、SNSやオンラインゲームを介して人とすぐにつながれます。
社会的欲求も問題ありません。

つぎは、承認欲求です。
これは人に認めてもらいたいとか、人の役に立ちたいとかって欲求です。
たとえば、人はボランティアをすると幸福度が上がると言われています。
これは、人の役に立つという承認欲求が満たされるからです。
これは、AIやロボットがあらゆる仕事をするようになると、ちょっと難しいかもしれません。
そこで、AIさんに、ちょっと仕事を残しておいてもらうんです。
わざと、困ったお婆さんを用意してもらうとか。
または、こまったお婆さんのふりをするロボットを用意してもいいかもしれません。
人は、困ったお婆さんを助けて、感謝されて幸せを感じるんです。
これで承認欲求も満たされます。

最後は自己実現欲求です。
これは、自分らしく生きるとか、自分のやりがいを見つけるとかです。
これは難しいですよね。
なぜかというと、これは本人にしかわからないことですけど、本人にもよくわからないからです。
でも、見つけ方がないわけではありません。
たとえば絵を描くとか、いろんなことに挑戦してもらって、そのとき脳波を測定します。
そして、ガンマ波やシータ波が出ていればゾーンに入っているとか、没頭している証拠です。
つまり、それがその人のやりがいです。

それがわかれば、次は、その能力を伸ばす段階です。
最初は、面倒くさがってやりたがりません。
そこで、本人のやる気を引き出す必要があります。
そこにもAIロボットを使います。
たとえば、その人の好きな美少女ロボットを用意します。
そして、「ねぇ、絵を描いてよ」といって誘って、絵をかいたら、「すごーい」とか、「天才!」ってほめちぎるわけです。
そう言われると、「そうかなぁ」ってさらにやる気がでるわけです。
ねぇ、これなら、誰もが自分の生きがいを見つけて、自分らしく生きれるでしょ。
こんなの、人間だけの社会じゃ絶対無理です。
たとえ絵が好きで描いてみても、「わっ、へたくそ」って言う人が絶対いますし。

AIロボットの社会だからできる理想の社会です。
AIは電力をかなり消費しますけど、それは核融合でクリーンで無限に供給されます。
その社会を最速で実現するには、科学技術を最速で進化させる政治が必要です。
これがテックライト、最強の政治思想です。


はい、今回はここまでです。
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それから、よかったら、こちらの本も読んでください。
それじゃぁ、次回も、おっ楽しみに!